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今回は、ゴシック大聖堂について解説していきます。
いよいよゴシック大聖堂ですか。
こちらの記事
にて紹介していますが、今回はフランスなどを中心にしたゴシック大聖堂についてです。
ゴシック大聖堂の誕生と発展
パシリカ様式との関係
そのため、同じく
- 身廊
- 側廊
- 高窓(クリアストーリー)
- 後陣(アプス)
パシリカ様式については、
こちらの記事
にて詳しく解説しています。
ロマネスク様式からの発展
1140年のサン=ドニ大聖堂の改修

サン=ドニ大聖堂
ゴシック建築は、キリスト教の思想から、天の光に届くような高い構造物を取り入れられました。
ゴシック大聖堂建築の特徴
以下、バシリカ教会様式や、ロマネスク建築様式から、ゴシック大聖堂として発展した特徴と内容です。
ゴシック大聖堂の構造の特徴
尖頭アーチ

ルーアン大聖堂
リブ・ヴォールト

ルーアン大聖堂
- 四分ヴォールト
- 六分ヴォールト
- 星形ヴォールト
- 網状ヴォールト
- 扇形ヴォールト
- 放射状ヴォールト
- ペンダントヴォールト
などがあります。
ヴォールトについては
こちらの記事
に解説しています。
束ね柱(クラスターピア)

アミアン大聖堂
リブ・ヴォールトのリブがそのまま柱へ流れ込む構造になっています。
参考リンク
トリフォリウム

パリ・ノートルダム大聖堂
通常はギャラリー(トリビューン)の上に設置され、3階目の位置になりますが、トリビューンより狭い通路です。
ギャラリーはロマネスクでも存在しましたが、トリフォリウムはゴシック期あたりから登場しました。
参考リンク
4層構成と3層構成(4層式と3層式)
4層式(初期ゴシック)
| アーケード(第1層) | 身廊と側廊を仕切る一番下の大きな柱とアーチの列 |
| ギャラリー(第2層) | 側廊の真上にある人が通れる広い2階の回廊スペース(トリビューンともいう) |
| トリフォリウム(第3層) | ギャラリーと高窓の間に挟まれた奥行きの浅い狭い通路 |
| クリアストリー(第4層) | 一番高い位置にある外光を取り入れるための窓の層 |
3層式(盛期ゴシック)
| アーケード(第1層) | 一番下の土台となるアーチ列 |
| トリフォリウム(第2層) | ギャラリーがなくなりアーケードのすぐ上にトリフォリウムを配置 |
| クリアストリー(第3層) | ギャラリーの分のスペースが空いたため窓を大きく下に広げることが可能 |
フライング・バットレス

ウルム大聖堂
ゴシック大聖堂の採光や開口部の特徴
ステンドグラス

サント・シャペル
バラ窓

パリ・ノートルダム大聖堂
トレーサリー

トルトサ大聖堂
円や三つ葉形(トレフォイル)、四つ葉形(クワトレフォイル)などの模様を構成します。
ゴシック大聖堂の内部設備の特徴
ルードスクリーン

リポン大聖堂
上部には十字架(ルード)やキリスト像が置かれることが多く、イングランドのゴシック大聖堂で特に発達しました。

サンテティエンヌ・デュ・モン教会
聖歌隊席(クワイアストール)
ゴシック時代には精巧な木彫装飾やミゼリコルドを備えた豪華な造りへと発展し、イングランドをはじめヨーロッパ各地の大聖堂で優れた作品が制作されました。
レレドス
ゴシック時代には祭壇の重要性を強調するために大型化・豪華化し、大聖堂内部を代表する装飾要素となりました。
ゴシック大聖堂の装飾の特徴
フィニアル

バーゼル大聖堂
ピナクル

ミラノ大聖堂
クロケット

サンタ・エウラリア大聖堂
ゴシック大聖堂の彫刻の特徴
ガーゴイル

ポワティエ大聖堂
キマイラ

パリ・ノートルダム大聖堂
側柱像

パリ・ノートルダム大聖堂
ポータルの両脇の柱に立つ細長い聖人像です。
ロマネスク大聖堂から発展していきました。
Jamb Statue
こちらの記事
も合わせてみると面白いです。
ゴシック大聖堂の国別の特徴
フランス式のゴシック大聖堂の特徴
高さ重視
短い翼廊

アミアン大聖堂
西側の双塔の強調
ファサードのバラ窓
リッジベースセル

シャルトル大聖堂
イギリス式のゴシック大聖堂の特徴
奥行き重視
全長の最長はウィンチェスター大聖堂の170mです。
中央塔の発達
方形シュヴェ
リッジリブ
ノルマン様式 + ゴシック様式
これは、1066年のウィリアム1世によるノルマン征服(ノルマン・コンクエスト)後に、イングランド全土で教会・修道院・大聖堂の大規模な建設が始まり、後にゴシック様式に増築・一部改築が行われたからです。
ドイツ式のゴシック大聖堂の特徴
ハレンキルヒェ
ハレンキルヒェは、トリフォリウムや高窓が存在しません。
イタリア式のゴシック大聖堂の特徴
スペイン式のゴシック大聖堂の特徴
ムデハル様式との融合
レンガ造や幾何学模様や彩色タイル、木組み天井などのイスラム建築が取り入れられ、ゴシック後期には華麗な装飾を特徴とするイサベル様式へと発展しました。
代表的なゴシック大聖堂の一覧
それでは、代表的なゴシック大聖堂をみていきましょう。
フランスの有名なゴシック大聖堂
サン=ドニ大聖堂


- アーケード
- トリフォリウム
- クリアストーリー
パリ・ノートルダム大聖堂

シャルトル大聖堂


- アーケード
- トリフォリウム(四連式)
- 高窓(二連窓)
アミアン大聖堂


- アーケード
- トリフォリウム(2連トリフォラ)
- クリアストーリー(4連窓)
ルーアン大聖堂

ランス大聖堂

ラン大聖堂


- アーケード
- トリビューン(ビフォラ)
- トリフォリウム(三連式)
- 高窓
イギリスの有名な大聖堂
ソールズベリー大聖堂

ヨーク・ミンスター

ドイツの有名なゴシック大聖堂
ケルン大聖堂

ウルム大聖堂

イタリアの有名なゴシック大聖堂
ミラノ大聖堂

スペインの有名なゴシック大聖堂
ブルゴス大聖堂

ブルゴス大聖堂は、スペインゴシックの代表的大聖堂です。