リヒテンシュタイン城はいくつある?【ほんとに似ている共通点!】

西洋文化に詳しい王女『ロゼリィ』が解説する『西洋史』

リヒテンシュタイン城を見ていると、おすすめ欄に同じくリヒテンシュタイン城とかリヒテンシュタインとか色んな他のお城が出てきます。。


そうですね。リヒテンシュタイン城は複数あるのでよ。


そうなのですか?!


それでは今回は、リヒテンシュタイン城はいくつあるのか、違いも含めて調べてみましょう。


はい!


ドイツのリヒテンシュタイン城


「ヴュルテンベルク州」の城

ドイツのリヒテンシュタイン城(Schloss Lichtenstein)は、ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州(Baden-Württemberg)のロイトリンゲン(Reutlingen)にあります。

Lichtenstein Castle (Württemberg)


リヒテンシュタイン城の中では一番有名と言っていいお城で、中世要塞風の白い塔がランドマークです。

「妖精の城」とも言われるくらい美しい城です。


妖精のお城!


山の上にそびえ立つ城


山の上の断崖上にそびえ立つ城として、見栄えも良いので有名です。


す、凄いです!絵に描いたような光景なのです!


中世をイメージして建てられた近代の城


ドイツのリヒテンシュタイン城は、19世紀に建設された中世をイメージしたゴシックリバイバル様式の城です。


ヴュルテンベルク王国の貴族が、中世の憧れとロマン主義思想を描いた、理想化された中世の再現の城となっています。

ルパン三世のカリオストロの城のモデル

また、ルパン三世のカリオストロの城のモデルとなった城と言われています。

カリオストロの城!あのモデルだったのですね!


リヒテンシュタイン城のレプリカ

ドイツの「メクレンブルク=フォアポンメルン州」のフォアポンメルン=リューゲンのリーツォウと、同じくドイツの「ラインラント・プファルツ州」のアルゼイ・ヴォルムスのオストフェンに、このリヒテンシュタイン城のレプリカがあります。

レプリカですか。


リーツォウのレプリカ


オストフェンのレプリカ(Author:Erich graune • CC BY-SA 3.0)


オーストリアのリヒテンシュタイン城

Liechtenstein Castle in Lower Austria
C.Stadler/Bwag • CC BY-SA 4.0


「ニーダーエスターライヒ州」の城

オーストリアのリヒテンシュタイン城(Burg Liechtenstein)は、ニーダーエスターライヒ州(Niederösterreich)のメードリング(Mödling)にある、マリア・エンツァースドルフ((Maria Enzersdorf)にあります。

Liechtenstein Castle(Maria Enzersdorf)

スペルが異なるのも要確認です。


ほんとですね。意味も異なるのですか?


意味は「光」で「Stein」は「石」なので、同じ「光の石」や「明るい石」という意味ですが、「Liech」のように「e」を含む方は、スイス系の古ドイツ語から来たと考えられています。

山の上に存在する城


こちらのリヒテンシュタイン城も山の上にあります。


こちらも山の上ですか。


明るい石灰岩でできた岩山に築かれたため、「明るい石」の城と呼ばれるようになったと言われています。

中世の城として再建

オーストリアのリヒテンシュタイン城は、12世紀に建設された中世の要塞で、下記にも解説する、現在のリヒテンシュタイン公国の君主であるリヒテンシュタイン公爵家の家名の起源となった城です。

あの現在のリヒテンシュタイン公国の名前の起源となったお城なのですね!


リヒテンシュタイン城は、一旦オスマン戦争で破壊されましたが、1808年から1816年に中世復興の思想のもとで再建、そして2008年と2009年に屋根などが改装され、2010年から再び一般公開されています。

たしかに、外観を見てもかなり中世を残したお城ですね!


近くに宮殿のような同名の城が存在

「Wikipedia」User:Karl Gruber • CC BY-SA 3.0


1820年から1821年にかけて近くに建てられた、別のリヒテンシュタイン城という宮殿のような城があります。

別のリヒテンシュタイン城??


はい。現在は高級な老人ホームとして使われています。



このような位置関係です。


晩年をお城で過ごせるなんて素敵です。


リヒテンシュタインのファドゥーツ城


「首都ファドゥーツ」にある城

リヒテンシュタインのファドゥーツ城は、リヒテンシュタイン(Liechtenstein)の首都ファドゥーツ(Vaduz)にあります。

ファドゥーツ城

こちらはリヒテンシュタイン城という名前ではありませんが、リヒテンシュタイン公国にある城です。


ただ、先程解説した通り、上記のオーストリアのニーダーエスターライヒ州のリヒテンシュタイン城から生まれたリヒテンシュタイン公爵の一家が住んでいる城です。

そしてリヒテンシュタイン公国自体も、そのリヒテンシュタイン公爵が君主となっています。

オーストリアのニーダーエスターライヒ州のリヒテンシュタイン城と、密接に関係はあるのですね!


山の上に立つ城


上記の2つの城と同じように、山の上にあるので、混同されたり比較されたりします。

またまた山の上!


牧歌風で綺麗な場所なのですよ。




ほんとですね!馬が見えます。


中世から存在する城

ファドゥーツ城は、起源は12世紀にさかのぼる中世の要塞で、当初は防衛拠点として築かれ、時代とともに居城化が進みました。

元は伯爵の城でしたが、1712年にリヒテンシュタイン公爵が城を取得しました。

ファドゥーツ城も中世由来なのですね。


国家君主の居城

現在でもファドゥーツ城は、リヒテンシュタイン公国の君主が居住する城となっています。

公爵家の私的居住空間として使用されているため内部は非公開ですが、政治的、象徴的な意味合いが強い城です。

君主の家系が住んでいるには落ち着いた感じの民家のようなお城なのですね。


そこは王家ではなく公爵という面からも、控えめなところなのかもしれないですね。


リヒテンシュタインのグーテンベルク城


「バルツァース自治体」にある城

リヒテンシュタインのグーテンベルク城は、リヒテンシュタイン(Liechtenstein)のバルツァース(Balzers)自治体にあります。

Gutenberg Castle

山の上(丘)に立つ城


またまたまた山の上!!


はい。ただグーテンベルク城は山の上というよりは丘の上のイメージですね。



中世の城

グーテンベルク城も12世紀頃に起源をもつ要塞でした。

現在の姿は1905年から1912年の修復によるもので、中世要塞としての雰囲気を保ちつつ、歴史的記念物として保存されています。

こちらも中世由来!


オーストラリアのリヒテンシュタイン城

「シュタイアーマルク州」の城

「Wikipedia」InimicusLigni • CC BY 3.0


シュタイアーマルク州(Steiermark)の、
ムルタール(Murtal)にも、リヒテンシュタイン城がありました。

Schloss_Liechtenstein(Steiermark)

こちらは情報が少ないですが、リヒテンシュタイン城と名が付く城です。


元山の上に建てられた城

元々は、山上に中世の旧城(旧リヒテンシュタイン城)が存在していました。

その後近世に、そこよりも低地に新しい城館が建てられました。

中世由来の城

山上に建てられていたのは中世で、要塞でした。

こちらも中世由来の城…


各リヒテンシュタイン城が似てる理由とまとめ

ということで、それぞれのリヒテンシュタイン城が似ている理由をまとめると、、


まとめると?


山の上の城で中世に関係した城

リヒテンシュタイン城と、リヒテンシュタインにある主要の城は、
  • 山の上に立つ城
  • 中世に関係した城
といった共通点があり、よく画像検索のおすすめに出てきたり別の城が表示されたりします

なるほど、こうして分析してみると納得です!


リヒテンシュタイン公爵との関係

そして、、


そして?


オーストリアのニーダーエスターライヒ州のリヒテンシュタイン城で名付けられたリヒテンシュタインという苗字がリヒテンシュタイン公爵の名となり、やがてリヒテンシュタイン公爵が君主とするリヒテンシュタイン公国が誕生し、そのリヒテンシュタイン公国の首都にあるファドゥーツ城にリヒテンシュタイン一家が住んでいる。

…ということです。


???
…まだまだここはついていけていないのです…。



[カテゴリ]

Copyright© 2024-2026 rose-fille.com All Rights Reserbed.

当サイトに掲載している文章、画像などの無断転載を禁止いたします。