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さぁ、Moeちゃん、お城の基本は押さえれて来たので、ここからは更に掘り下げていきますよ。
更にですか!はい!
今回は、塔についてです。
それから、近世居城から歴史主義建築の城において、
- キープ→主塔
- 側防塔→塔
- タレット→小塔
防御のためのカーテンウォールもなくなり、それぞれ機能的役割が変わって行ったんですよね!
その通り。防御のための要塞から居城、そして象徴としての歴史主義に変わっていったことは学んできましたね。
見張りのためのキープや、死角の援助のためのタレットやバルティザンが必要なくなったので、そのように呼ぶ必要はなくなりましたね!
学術的に呼ぶことはありますが、デザインとしての塔で見分けることができますね。
それでは、近世以降の塔を解説していきます。
それでは、近世以降の塔を解説していきます。
近世ルネサンスの城の塔
モンソロー城の塔

屋根はシンプルですが、塔身と同じく円錐寄りの多角錐でスレート屋根と考えられ、頂部にはフィニアルが据えられています。
ソミュール城の塔

ベース部は円形で若干のフレア状、塔身の主要部はリブ状に分節され、そのリズムが一つ跳びで上部のバトルメントのマーロンへと繋がっています。
窓は小さな四角窓で、ロマネスク的な印象を持ちます。
屋根はシンプルな煙突を伴う円錐に近い多角錐形のスレート屋根と考えられ、ややフレア状、頂部にはフィニアルが据えられています。
シュリー=シュル=ロワール城の塔

円形で若干フレア状の塔身で、窓は小さな四角窓で中世的です。
屋根はシンプルな煙突を伴う円錐形のスレート屋根と考えられ、ややフレア状、頂部にはフィニアルが据えられており、やや装飾されたルカルネが設置されているところがルネサンス的でもあります。
歴史主義建築の城の塔
リヒテンシュタイン城の塔

塔も中世様式を再現しつつも、ロマン主義的な要素として教会様式も取り入れています。
石の模様が見えないのでおそらく漆喰仕上げで白く、窓は尖頭窓で教会式で、推測ですが独特の半透明で中世のラピス・スペキュラリスをイメージしてるようにも見受けられます。
張り出し部は、マチコレーションではなくシンプルな美しさになっており、塔頂はバトルメントで中世要塞を再現しています。
ノイシュヴァンシュタイン城の塔

歴史主義の中でもシンプルで、半円アーチで分厚いところが中世ロマネスクさを感じられます。
うっすらとしたマチコレーションはありますが、湾曲した美しさがあり、半円アーチを継承しています。
その上のテラスは、ルネサンスのようなバラスターではなく、細かいデザインは見にくいですがゴシック期の葉文模様を用いたデザインのように見受けられます。
更に上にはマチコレーションを残したバトルメントと思えるテラスがあり、タレットも存在しています。
屋根にはシンプルですが煙突と小さなルカルネがあり、フィニアルへと繋がっていきます。
ホーエンツォレルン城の塔

三部に分かれていて、下部はロマネスク的な角窓、中部はトレーサリーを含むクワトロフォイルの尖頭窓でゴシック様式の特徴ともいえるヴィンペルクとピナクルが設置されピナクルの先端にはクロシェが細工され、上部は尖頭窓と角窓の融合でマチコレーション風のコーベルとスロットを経て塔頂となっています。
屋根はゴシック寄りの多角錐で、ややフレア状に広がり、最上部はフィニアルと旗となってます。
下部はロマネスク、中部はゴシック、上部はその融合で下からゴシック/ロマネスク、張り出し部は中世要塞様式ですね。
シュヴェリーン城の塔

円形の塔で、窓は半円ペディメントでそれぞれフィニアルを持たせ、間にリプ状にピナクルを装飾し、モールディングやデザインとしての小さな中世的な四角窓も配置されています。
張り出し部にはモディリオンが使われ、その上部にはフレーム付きの角形狭間があり、半円ペディメントと三角ペディメントが交互に並び、三角ペディメントの頂上のみフィニアルが設置されています。
モディリオン
円錐型の屋根には装飾されたルカルネが設置され、ルカルネの角にはフィニアルで装飾、塔頂にはルーフランタンとフィニアル、風向計が設置されています。