ヨーロッパの城の構成要素や部位やパーツの名前【要塞と城の用語】

西洋文化に詳しい王女『ロゼリィ』が解説する『西洋史』

中世要塞由来の城の構成要素

Moeちゃん、前回はこちらの記事で、お城の成り立ちと歴史について学んでいきましたね。


はい、おかげでお城の違いや形の流れが分かりました。


それでは、お城について更に掘り下げていきましょう。


はい!


キープまたはドンジョン(主塔・天守塔)

英語でキープ「Keep」、フランス語でドンジョン「Donjon」は、主に中世のヨーロッパの城郭に置かれた中核となる堅固な塔のことで、領主の居住、最終防衛、権力象徴などを兼ねていて、日本語では「主塔」、また機能的には日本でいう「天守」に当たると言われています。

そして、ドンジョンの地下室は、よく牢獄として利用されていました。

ちなみに、このドンジョンが英語となってダンジョン「dungeon」となり、RPGでよく使われるダンジョンの語源となったのですよ。


そうだったのですね!語源が知れて嬉しいのです。


ウィンザー城のキープ


イギリス国王が休日を過ごしたりするウィンザー城は、城の中心部にある、ラウンドタワーと言われる円形のキープの塔があります。


国王様は休日にはこの塔に登って、国中の状況を見渡してるのですね。


ロチェスター城のキープ


ロチェスター城には、ノルマン様式(イギリス・ロマネスク様式)の四角形キープが存在します。

ポートチェスター城のキープ


ポートチェスター城にも、綺麗なノルマン様式の四角形キープが存在します。

ヴァンセンヌ城のドンジョン


中世ヨーロッパで最も高い52mの塔であるドンジョンです。

ウーダン城のドンジョン

「Wikipedia」Author:ℍenry Salomé


1120-1137年頃に建設されたフランスのウーダン城のドンジョンで、こちらも見る限り単体か、周囲が崩れて残っていない可能性があります。

ベルクフリート(主塔・天守塔)

現ドイツ周辺のベルクフリート「Bergfried」は、現イギリス周辺のキープや現フランス周辺のドンジョンに似ていますが、基本的に領主は居住せず、兵士や守備隊の拠点として、主に見張りや防御に利用されました。

ドイツにもドンジョンのような構造は無かったわけではないですが、イギリスやフランスとは文化の違いで、ドイツはベルクフリート型の塔が主流でした。

Bergfried

風土や文化の違いですね。


意味は、「山」を意味する「Berg」と、「平和」を意味する「Fried」の複合名詞なのよ。


リーベンツェル城のベルクフリート

Wikipedia「Liebenzell Castle」Author:Mussklprozz


ホチェッパン城のベルクフリート


北イタリアのホチェッパン城はドイツに近く、元々ドイツ語圏ではホッホエッパン城(高い「Hoch」+地名「Eppan」)と呼ばれ、それがイタリア語読みになりホチェッパン城となりました。

別名で、アッピアーノ伯が建てた城のため、アッピアーノ城とも言われます。

Hocheppan Burg

アンセント(城壁)

カーテンウォールと側防塔とゲートハウスを合わせて、囲い全体をアンセント「Enceinte」と言います。

Enceinte

カリュー城のアンセント


ピエールフォン城のアンセント


ピエールフォン城は元中世要塞ですがネオゴシックで再建されたお城なので、要塞に新しい要素が加わっています。


美しい要塞で、ゲームに出てきそうです!


フランキングタワー(側防塔)

フランキングタワー「Flanking Tower」は、日本語で「側防塔」といい、カーテンウォールに付随している塔のことです。

Flanking Tower

ボディアム城の側防塔


アビラの城壁の側防塔


アンジェ城の側防塔


ハーレフ城の側防塔


存在感が凄いです…。


バルティザン(張り出し櫓)

バルティザン「Bartizan」は、日本語で「張り出し櫓」といい、タレットの一種で、壁から張り出して上に向かって伸びている小さい塔のことです。

張り出し櫓

カーテンウォール(幕壁)

カーテンウォール「Curtain Wall」とは、塔と塔(側防塔など)の間を繋いで、城全体を囲む防御用の城壁のことです。

カーテンウォール
このカーテンウォールに囲まれた城郭のことを、カーテンウォール式城郭「Curtain Wall Castle」または「Curtain Wall Fortress」といい、中世後期に多く造られました。

アビラの城壁のカーテンウォール


こちらはスペインの城塞都市の城壁です。


圧巻です。


コンウィ城のカーテンウォール


イギリスのコンウィ城です。


こんな巨大なカーテンウォールがいきなり道路に現れたらびっくりします。。


ボディアム城のカーテンウォール


カリュー城のカーテンウォール


バトルメント(狭間胸壁)

バトルメント「battlement」は、パラペット(胸壁)の上部をクレネレーション「Crenellation」(歯形に凹凸)されたもので、日本語「狭間胸壁」といいます。

要塞としての城に起源を持つ、凹凸のある壁のことで、
  • merlon(マーロン):盛り上がった部分(歯)
  • crenel(クレネル):凹んだ隙間
があります。

狭間胸壁

カーナーヴォン城のバトルメント


スカリジェロ城のバトルメント


モンテベッロ城のバトルメント


V字型のマーロンは、神聖ローマ皇帝派(ギベリン)を支持する政治的・象徴的意匠として用いられました。

フルボカー城のバトルメント


歴史主義の城も、中世の要塞をイメージしてなのでしょうかクレネレーションやバトルメントを取り入れたりしています。

※屋上テラスはないようです。

まさに、この城は元要塞であったウィンザー城をモデルにしています。


アロースリット(矢狭間)

アロースリット「Arrowslit」は、日本語で矢狭間といい、城壁や塔に設けられた、内側から矢を放ち外側からの攻撃を防ぐための細長い狭間のことです。

ループホール「Loop Hole」とも呼ばれます。

十字の形や、細い縦長の形などがあります。

ヨーク城壁ゲートハウスのアロースリット


パラペット(胸壁)

パラペット「Parapet」は、胸くらいの高さの壁の意味から、日本語で「胸壁」といいます。

城壁や屋上の縁に設けられ、兵士が身を隠しながら防御や攻撃を行うための低い防護壁です。

Parapet
その上に、凹凸の形状であるクレネレーションが付けられてバトルメントになる場合があります。

現代のモダン住宅などの屋上にもパラペットという呼称が使われていますが、語源はこのパラペットから来ています。


アンボワーズ城のパラペット


フジェール城のパラペット


パラペットから庭を臨む景色は良いですね。


キレニア城のパラペット


エルツ城のパラペット


パラペットは城壁や屋上の縁がルーツですが、広義としては橋や歩道の胸壁のこともいいます。


ティターノ山のパラペット


マルヴァンのパラペット


バンケット(射撃用踏み台)


バンケット「Banquette」は、要塞の城壁またはパラペットの内側に沿った小さな歩道または高段で、Cの部分です。

Banquette

ウォールウォーク(城壁通路)


カーテンウォールの上の通路のことを城壁通路、またはウォールウォーク「wall-walk」とも言われます。

wall-walk

フジェール城のウォールウォーク


ウブリエットまたはダンジョン(地下牢)

ダンジョン「Dungeon」の概念は少し複雑ですが、元々ドンジョンの地下にあった牢屋(地下牢)が、英語に伝わりダンジョンとなりました。

しかしフランスではその地下牢のことをウブリエット「Oubliette」と呼ばれ、ドンジョン「Donjon」は英語のキープのことを指します。

Dungeon

ペンツリン城のウブリエット


アンクストロッホ(恐怖の穴)

アンクストロッホ「Angstloch」は、ドイツ語で、地下牢の天井に続く小さな穴のことです。

Angstloch

シュパンテコウ要塞のアンクストロッホ


ツヴィンガー(挟撃空間)


複数のアンセントを持ち、そのアンセントとアンセントの間の部分をツヴィンガー「Zwinger」と言います。

よって、ツヴィンガーを持つ要塞は、集中式城郭となります。

Zwinger

クラックデシュヴァリエのツヴィンガー


バービカン(前衛塔)

バービカン「Barbican」は、ゲートハウスの前の橋の更に前に設置された、侵入者を食い止めるための前段防御施設のことです。

アジアでは似たようなものに甕城(おうじょう)があります。

Barbican

クラクフのバービカン


マチコレーション(出し狭間)


マチコレーション「Machicolation」は、日本の城でいう「出し狭間」のことで、防御側が防御壁の底に到達した攻撃者を標的にすることができる、城壁のコルベルの間の開口部です。

Machicolation

ウィンザー城のマチコレーション


ソミュール城のマチコレーション


カメルレンゴ城のマチコレーション


ブルテッシュ(石落とし)


ブルテッシュ「Bretèche」は、日本の城でいう石落としのことです。

防御側が壁の下に群がっている攻撃者に撃ったり投げたりできるようにする目的の、マチコレーション付きの小さなバルコニーです。

Bretèche発音
なかなか発音の資料もなく英語化もしているようですが、フランス語ではブルテッシュなので、そのように表記しておきます。

ヘットステーンのブルテッシュ


サン=マルタン教会のブルテッシュ

Wikipedia「Bretèche」Author:Markus3 (Marc ROUSSEL)


アルションのサン=マルタン教会は、要塞化された教会です。


ガーデローブ(トイレ)

中世の城では、ガーデローブ「Garderobe」はトイレという意味で使われ、外側に排出される単純な穴でした。

Garderobe

ペヴリル城のガーデロープ


ダンスカー(衛生塔)

ダンスカーは、主に現ポーランドなどの北ヨーロッパの13〜14世紀のドイツ騎士団の騎士の城の総称であるオーデンスブルク「Ordensburg」の、レンガゴシックスタイルの城で見られる呼称ですが、他の中世要塞などでも衛生塔として存在したりしていました。

OrdensburgDansker

クフィジン城のダンスカー

「Wikipedia」Author:Jerzy Strzelecki


マルボルク城のダンスカー


ベーリー(庭)

モット・アンド・ベーリー時代からもベーリー「Bailey」の概念はありましたが、要塞のカーテンウォール内の空間の庭もベーリーと呼ばれます。

Bailey

カーナーヴォン城のベーリー


フジェール城のベーリー


庭は、古フランス語では「baile / bayle」と言われ、英語の「bailey」(ベーリー)として要塞の庭という意味として残りました。

Château de Fougères

ちなみに現代フランス語では庭は「Jardin」です。


あのリキュールのベイリーズとか関係あるのですか?


調べてみましたが、残念ながら関係ないようです。でも美味しいですよね。


ゲートハウス(門楼)

ゲートハウス「Gatehouse」は、カーテンウォール式城郭の門楼で、キープに代わり城の主役の一つとなるほど大きくなっていきました。

ゲートハウス

ボディアム城のゲートハウス


ボディアム城は、キープ塔のないカーテンウォール式城郭の代表的要塞で、正方形という形の整った手本となる要塞です。

ラグラン城のゲートハウス


スターリング城のゲートハウス


ポートカリス(落とし格子)


ポートカリス「Portcullis」は、日本語で「落とし格子」と言われ、ゲートハウスに設けられた、下に落とし、通路を瞬時に封鎖する鉄格子状の防御扉です。

多くの落とし格子は2枚セットで使用され、まず内側が降下した後、外側が降下することで侵入してきた敵を閉じ込める罠としても機能しました。

怖いのです…。


色々と侵入をされないように工夫されていますね。


アイルランドのケア城のポートカリス

「Wikipedia」Author:Kevin King from Pensacola


マーダーホール(殺人穴)

マーダーホール「Murder Hole」とは、中世ヨーロッパの城や要塞で、城門の通路や天井にあけられた穴のことで、侵入してきた敵の真上から、石や熱湯などを落として攻撃するための仕掛けです。

Murder hole

ボディアム城のマーダーホール

「Wikipedia「Murder hole」Author:Canadacow


ドローブリッジ(跳ね橋)

ドローブリッジ「Drawbridge」(跳ね橋)とは、堀などの障害物を越えるために設けられ、敵襲時には引き上げて通行を遮断できる可動式の橋です。

跳ね橋

スカリジェロ城のドローブリッジ


モンサンミッシェルのドローブリッジ

「Wikipedia」Author:Vi..Cult... • CC BY-SA 3.0


モンサンミッシェルには、ポートカリスやドローブリッジの跡のようなものが見受けられます。

モート(堀)

モート「Moat」は、城の周囲に掘られ、敵の侵入や攻城兵器の接近を防ぐための防御用の溝のことです。

語源的にはモット・アンド・ベイリーの「モット」から来ていますが、意味合い的は別の言葉となります。

Moat

ボディアム城のモート


ビューマリス城のモート


チムニー(煙突)

中世要塞も煙突はあったとされていますが、ほとんど残っていません。

シャンボール城の煙突


煙突まで綺麗に装飾されていて、大きな煙突から小さな煙突まで、365本の煙突があると言われています。


365本!


ブロワ城の煙突


ショーモン城の煙突


近世に付加された城の構成要素

近世の城は、居城や離宮や宮殿としての性格が強く、要塞としての城の要素の発展に、教会建築の様式などを取り入れたスタイルになっていきます。

タワー(塔)

城郭の塔は、ルーツとしてはキープやフランキングタワーから発展していきました。

ここでは建物全体の威厳や権威を象徴する垂直要素として用いられるようになった近世以降のヨーロッパの城のタワーとします。

景観が重視され、階段塔・鐘楼・時計塔など、実用と象徴を兼ね、宮殿化した城では都市景観のランドマークとしての役割が強まりました。


ノイシュヴァンシュタイン城の塔


付属しているのはタレットです。


シュヴェリーン城


シュノンソー城の塔


シュリー=シュル=ロワール城の塔


ソミュール城の塔


マルクスブルク城の塔


タレット(小塔)

タレット「Turret」は、中世のバルティザンがルーツと見られ、城壁や塔の角部や上部に設けられた小型の見張りや射撃用の防御塔で、城壁や塔の死角を減らして側面攻撃や監視を行いやすいようにしたものです。

近世以降は、壁面や角に付加される装飾的要素として発達し、防御機能から象徴機能へと変わり、特に歴史主義建築では中世的雰囲気を強調するための重要なデザイン要素となりました。

タレット

ノイシュヴァンシュタイン城のタレット


シュノンソー城のタレット


リヒテンシュタイン城のタレット


スパイア(尖塔)

スパイア「Spire」は、日本語で尖塔といい、教会建築の特徴的な要素の一つですが、城にも取り入れられました。

城と一体になった教会(礼拝堂)も多く、城に目立ったスパイアがある場合は、その下は礼拝堂になっている場合が多いです。

Spire

モン・サン=ミシェルの尖塔


シャンティイ城の尖塔


尖塔の下は礼拝堂になっています。

ボイニチェ城の尖塔


こちらも見た感じは礼拝堂っぽい外観ですが、礼拝堂かどうかは確認出来ませんでした。

ピナクル(小尖塔)

ピナクル「Pinnacle」は、元々大聖堂などのゴシック建築などで、フライングバットレスの上部に立てられる装飾的な小さな尖塔でしたが、その後、塔の角の欄干やその他の多くの状況で使用されるようになりました。

フィアーレ(ドイツ語)とも言われます。

小尖塔Fiale

ウィンザー城のピナクル


シャンボール城のピナクル


シャンティイ城のピナクル


フィニアル(終点装飾)

フィニアル「Finial」は、ドーム、尖塔、塔、屋根などの建物や構造物の上部、端、角にある頂点を強調するための小さな装飾です。

Finial

シャンボール城のフィニアル


シャンボール城は、ルーフランタンやピナクル、細かいフィニアルなどを多用した、代表的かつ象徴的な城の例と考えられます。

ブロワ城のフィニアル


クロケット(葉状装飾)

尖頂によく施される、細かい葉状の装飾です。

拡大してみないと確認が難しいですが、葉っぱや花が装飾されています。

Crocket

ホーエンツォレルン城のクロケット


ヴィンペルク(切妻王冠)

ゴシック様式の窓の上部などによく施される、切妻屋根+フィニアルのセットです。

両端にピナクルに挟まれたりすることもあります。

Wimperg

ホーエンツォレルン城のヴィンペルク


キューポラ(円頂塔)

キューポラ「Cupola」は、建築物の上にある比較的小さい、ドームのような構造物で、大抵は建築物の屋根やドームの上に冠のように乗っています。

古代ローマ建築のオクルスがルネサンス期に装飾建築として発展したもので、明り取りや換気口、展望台として機能し、鐘が設置されて鐘楼として機能する場合もあります。

キューポラ

ルーフランタン(灯籠屋根)

ルーフランタン「Roof Lantern」は、建物の屋根の上に設けられた小型の構造物で、主に採光と換気の目的で作られます。

キューポラの一つで、屋根の頂点や高い部分に置かれることが多く、外観は小さな建物のように見え、しばしば窓ガラスで覆われます。

特にドーム型の屋根が付いているルーフランタンは、ルネサンス建築の特徴の一つです。

Roof Lantern

シャンボール城のルーフランタン


シャンティイ城のルーフランタン


ヴァランセ城のルーフランタン


リッジタレット(尾根小塔)

リッジタレット「Ridge Turret」は、傾斜屋根の尾根または頂点の上に建設された小さな塔です。

装飾的な目的のための建築装飾品として、または、時計、鐘、展望台の実用的なものとして建てられます。

Ridge Turret

マリエンブルク城のリッジタレット


スパイアライト(尖塔窓)

スパイアライト「Spire Light」は、ゴシック建築の主に尖塔などに設置されたドーマー窓の一種のことをいいます。

フランス語読のリュカルヌ(書籍ではルカルネと記載)「Lucarne」は、広義ではドーマー窓のことですが、狭義ではこのことをいうようです。

広義のLucarneSpire Light(狭義のLucarne)
よって、塔に設置された装飾されたドーマー窓に近い形状ならルカルネ、尖塔に一体化されている形状ならスパイアライトとも取れるでしょう。

シュヴェリーン城のリュカルヌ


シャンボール城のリュカルヌ


ドーマー(屋根窓)

ドーマー(Dormer)は、屋根面から突き出して設けられる、屋根裏空間の採光や換気を目的とした窓です。

ドーマー

ヴァランセ城のドーマー


シャンボール城のドーマー


アゼ=ル=リドー城のドーマー


ベルフライ(鐘楼)

ベルフライ「Belfry」は、建物の一部として、通常はベルタワーや尖塔の一部として鳴らすための鐘を囲む構造のことです。

Belfry

リヒテンシュタイン城のベルフライ


スティープル(形式的な塔)

スティープル「Steeple」とは、尖塔の中でも、時計台、ベルフライ(鐘楼)、ルーフランタンなどの要素がセットになったものです。

Steeple

フレデリクスボー城のスティープル


クロックタワー(時計台)

時計台は、公共空間に時刻を知らせるための時計機構を備え、遠方から視認できるよう高く建てられた塔です。

時計台

スフォルツェスコ城の時計台


ホーエンツォレルン城の時計台


ウェザーコック(風見鶏)

ウェザーコック「Weathercock」、日本語で「風見鶏」は教会建築から取り入れられました。

詳しくは、

こちらの記事
にまとめています。

フレイザー城の風見鶏

Wikipedia「Castle Fraser」Author:Colin Smith


マリエンブルク城の風見鶏


シャンティイ城の風見鶏


デ・ハール城の風見鶏


バラストレード(手すり)

バラストレード「balustrade」とは、階段、バルコニー、テラスなどの縁に設置される手すりのことです。

Baluster内に解説

シャンボール城のバラストレード


シュヴェリーン城のバラストレード


バラスター(手すり子)

バラスター「Baluster」は、日本語で「手すり子」といい、手すり(バラストレード)を支える垂直な柱状の部材のことです。

ルネサンスは、古代ローマの理想を再現することを目的としており、古代ローマの壺(アムフォラ)や、ザクロの花など、膨らみを持つ植物をイメージしたと言われています。

Baluster

シャンボール城のバラスター


ヴィランドリー城のバラスター


ピラスター(付柱)

ピラスターは、壁面に埋め込まれた、または貼り付けられた四角い柱状の装飾要素で、日本では付柱(つけばしら)と言われます。

古代ローマなどの古典様式によく使われるため、ルネサンス様式によく見られます。

シュヴェリーン城のピラスター


シャンボール城のピラスター


ブロワ城のピラスター


テラス

ルネサンスのヴィラから影響を受けたと考えられます。

更にいうと、ヴィラは古代から存在していました。

シャンボール城のテラス


ヴィランドリー城のテラス


ガーデン(庭園)

庭園については、

各庭園様式の概要各庭園様式のの庭木
で解説しています。

ルネサンス時代にはイタリア式庭園ですが、
その後の時代より、フランス式庭園、イギリス式庭園など、その城の様式に合わせるなど、設置することが出来ます。

ヴォー=ル=ヴィコント城の庭園


シャンボール城の庭園


ヴィランドリー城の庭園


どうですかMoeちゃん?中世要塞が好きになりましたか?それとも近世居城が魅力的ですか?


華やかさや美麗さはやっぱり近世居城ですが、中世要塞もRPGのイメージがあって良いですね!


それでは、次は内部構造ですよ。


はい!



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